当館所蔵の浮世絵版画は、平成7年に豊栄の日向政治氏が町に寄託したコレクションです。その後政治氏の弟さんである康吉氏(平成15年藤島町名誉町民 現名誉市民)の所有となり現在は康吉さんの息子さんの所有で当館に寄託されています。
浮世絵は絵師、彫師、摺師の分業で制作される”版画”。写真のなかった時代に多くの人に見てもらえる手軽な’絵’。江戸末期には献上品として海外に送られるなど芸術品として価値が認められています。江戸や大阪で大ブームの歌舞伎役者の役者絵や江戸の様子や伊勢までの道中名所の絵が庶民に大流行しました。